Zoomミーティングでアグレッシブな映像を配信してみた

ちょっとした工夫でWeb会議にライブ感を出そう

Hiroyuki TAKAHASHI
5 min readAug 31, 2019

先日、本年度入社の新入社員にSPQIが課題を出し、その成果発表会を行いました。テーマは「テスト自動化」。Scrumで1日スプリント、10日間、実際の製品でテスト自動化の取り組みにチャレンジしてもらいました。この話はいずれSPQIメンバーが書いてくれるでしょう!

今日はその話しではなく、ZoomによるTV会議の悩みがひとつ解決したのでご紹介します。

ウイングアークの開発部門とSPQIは、東京・新潟・札幌の3拠点に分かれています。日々のデイリーミーティングや定例はZoomによるTV会議で行われ、今回の新人発表会は東京で行い、他拠点とはZoomで繋ぎました。

こんな雰囲気で。今年の新人は優秀!配属先でもがんばれ!Photo by ArakawaE

Zoomは画像も音声もクリアで、非常に満足しています。しかし、問題はWebカメラです。たとえば、会場のWebカメラは Logicool PTZ PRO 2 という物です。

Logicool PTZ PRO 2

このカメラの性能はとても良いです。iPadのZoom Roomコントローラアプリから制御できて、上下左右、ズーム操作(W/T)もできます・・・が、動きが非常に遅い。遅いのですよ。

バッテリーはついていないので、基本場所固定。取り回ししたくてもあまり動かせません。

これだと、発表会におけるプレゼンターの動きや熱量が上手く他の拠点に伝えられないんですよ。どんな顔で、どんな身振り手振りでプレゼンテーションをしているのか?

同じメッセージでも、画が見えれば受け取り方も変わると思うんです。

そこで、私物のビデオカメラが使えないかな?と思いました。昔は運動会や演奏会で撮りまくってたけど、子供も大きくなったのですっかり使わなくなって家で眠っているのです。

Webカメラの代わりに使えれば、ワイド・テレが自由自在。いいじゃん!

Sony VCT-VPR1

私はソニーのHandycamとリモコン三脚を持ってます。

このリモコン三脚っていうのがポイントでして、カメラ本体を操作せず、グリップ側で高速なズーム操作が出来るんですね。(運動会、いっぱい撮ったなぁ・・・)

発表会会場では誰かがカメラマンをする必要はありますが、普通のWebカメラよりは臨場感ある映像をお届けできるのでは?と思ったんです。

ところが、一番の課題はビデオカメラとWebカメラとでは、前者はHDMI出力、後者はUSB出力であるということです。

つまり、ビデオカメラのHDMI出力を、USBで出力する方法を考えなければなりません。

そこでいい感じのキャプチャーデバイスが必要なわけで、これが今回の魔法の箱、キモとなります。

キャプチャーデバイスはピンキリでありますが、価格と性能で考えて今回は AVerMedia BU110 を利用しました。

コイツの優れたところは手のひらサイズで電源アダプターいらず(USB給電)、USB3.0&2.0 対応かつUVC・UAC 対応なので、なんとPCにドライバ無しでプラグ&プレイ接続が出来るのです。

つまり、ビデオカメラにWebカメラのフリをさせることが出来る!

そんなわけで、私がAD&カメラマンとなって機材をスタンバイ。こーなりました。

Photo by ArakawaE

あれ?BU110が映ってない。もうちょっと下の方に転がっています。

ZoomホストのPCへは、UGREEN USB 2.0 アクティブリピーター延長ケーブルの10mを使いました。 10mもあるとブースターチップセット内蔵のケーブルじゃないと映像が送れないと思いますので、ここは注意です。

で、実際の効果ですが・・・

ビデオカメラなのでズームで拡大したり引いたりが自由にでき、臨場感ある映像が他のZoom拠点に配信されます。

会場視点の映像が届けれるので、東京・新潟・札幌、拠点間の心の距離が少しでも縮まるといいなーと思っています!拠点間のデイリーミーティングでも効果あるかもね。

ではでは!

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Hiroyuki TAKAHASHI
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Written by Hiroyuki TAKAHASHI

ファインディ(Findy) Software Engineer, SPI Coach, Agile Coach, Certified Scrum Professional® — Product Owner, Certified Scrum Professional® — ScrumMaster

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